こんにちは。
昨日は、大変多くの方々にヤフオクに参加・観戦していただきました。
ありがとうございます。
今回は前回の反省点を考慮して普通通りに出品したのですが、
注目度が上がると一般のヤフオク参加者も入札されているようでした。
ブログ読者以外は削除というわけにはいきませんので、今後の方法を
再考する必要があります。
ヤフオクのルールは守りつつ、読者のみ入札できる良い方法って難しい。
写真のクォリティを違反申告されない程度まで下げて、商品説明も最低限
にする方法しかないのかなあ。
さて今回は、時計の話ではありません。
先日、フライトジャケットを数十年ぶりに購入しました。

L-2B というライトゾーン用(10~30℃)フライトジャケット。1950~1970年代に
使用されていたモノです。もちろん本物ではなくレプリカです。しかも
リアルマッコイズやバズリクソンズなどの細部までこだわった高級レプリカではなく
ミリタリーショップオリジナルの格安レプリカです。
私はミリタリーウォッチをはじめミリタリーグッズが好きなのですが、ミリタリーマニア
ではないので、軍事的なことはほとんど知りませんし、各国の軍自体には興味がありません。
ミリタリーグッズの開発背景を知るためにさらりと勉強することはあります。
ミリタリーグッズの良いところは、道具として優れていること、無駄な装飾などが全くなく
質実剛健なつくりであること。元々は戦争を想定もしくは実際に使われてきたモノですから
複雑な気持ちになります。しかしこの極限の環境を想定するからこそ、こういう
オーバースペックな道具・目的に特化した道具が生まれるのです。
ユーザーに媚びてない、純度が高いカタチは美しい。究極の機能美と言えます。
フライトジャケット、特に米軍のフライトジャケットは過去に何度もブームがあり、
もはやカジュアルウェアの定番となっています。
私も若い頃にブームがあり、定番のMA-1、B-15D、CWU-45PやWEPなどを所有していましたが、
数年前に全て売却してしまいました。趣味のオートバイに乗らなくなったこと、普段着る服装との
相性などが理由です。20年前のフライトジャケット(レプリカ)は、今と同じように見えますけど
シルエットがかなり異なります。ナイロンは退色・変色しますけど、丈夫なので破れたりすることは
ありません。油断するとリブニットが虫食いになることもあります。機能的には問題ないけど
使わなくなっていたのです。
フライトジャケットは、良く出来た上着です。カットが立体的で動きやすいし、ナイロンなので
軽く汚れも付きにくい。肌寒いときさっと羽織ることができるので一着あると便利です。このL-2は、
MA-1などのように中綿が入ってないので、寒地では使えません。しかし私の住むところは温暖で
真冬も日中はマイナスになることはほとんどありません。内側に薄手のニットを着たり
温かいインナーを着て温度調整すれば、かなり長い間使うことができます。
いい事ずくめのフライトジャケットですが、ファッションアイテムと考えると結構難しいのです。
まあ私はオジサンなので、オシャレに着こなそうなんて思ってません。だからこそ久しぶりに
購入したのです。一応このL-2Bは、今の流行に合わせてアレンジされています。肩回りや胴回り
がタイトになり、着丈も長くなってます。実際に着た感じも違いますね。昔のフライトジャケット
みたいにゆったりした感じはありません。
良いよコレ。
鏡に映った自分を見てそう思いました。いや鏡には映っているのは冴えないオジサンですけど
ジャケット自体はカッコいい。セージグリーンが良いですね。amazonの写真はかなりグレーっぽい
けど、実際はもっと緑色が強いです。かと言ってオリーブドラブみたいに思いっきり軍モノ風には
ならないし、ネイビーみたいに作業服風にもならない。セージグリーンは使いやすい色ですよ。
L-2の特徴である、エポレット。これ賛否両論ありますね。私の妻はこれがダサいと言います。
確かに今流行っているフライトジャケットアレンジは、エポレットの無いMA-1ベースです。
昔の私もこれがいらないと思っていましたけど、今はエポレットがあることが良いですね。
制服っぽいイメージで作業服に見えにくいし、少しフォーマルな白シャツにスラックスという格好
にも使えます。(もちろんこれは個人差あります)踊る大捜査線で青島がきていたM51コートにも
エポレットがついているでしょう。
このL-2Bは、15000円(今はセールで12000円)ですから、細部のつくりは目をつぶる必要があります。
ファスナーストラップの革の質・ステッチ、酸素マスク用タブのステッチなどは、少々雑ですね。
しかし本体の縫製は全く問題ありません。ナイロンも厚み・艶があるモノで、ユニクロや作業服屋の
安っぽいナイロンジャケットとは別物です。高級メーカーレベルとは言いませんが、遜色ないと思います。
リブニットも厚みがありつくりは悪くありません。これが12000円で買えるのですからいい時代ですね。
そうそう肩にエアフォースマークが無いのもポイント高いです。マークがあるとミリタリー色が強くなり
すぎるので無印が好みなんです。
実はこのL-2Bは、昨年から欲しかったのです。真冬にL-2Bは厳しいことが多いけど、この季節に
買っておかないと、活躍する春頃には売り切れているのですよ。・・・ということで次に発売
される秋まで待ったわけです。今年はどうなるか分かりませんけど。
ミリタリーマニアには物足りないかもしれません。
私と同世代のオジサンにおすすめします。オジサンになると何となくフライトジャケットが
似合ってくる気がするのです。