セイコー、シチズンともに日本を代表する大手時計メーカーです。
これは私が収集している1960年代~も同じで、すでに日本2大メーカーでした。
どちらも好きなメーカーでそれぞれいくつも時計を所有しています。
セイコー以外のファンの方々には怒られるかもしれませんが、機械式時計全盛期~
クオーツ黎明期はセイコーが新しいことをしたら他社が追従するパターンが多かった
です。もちろん逆の流れもあったのですが、売れた時計があると似たような時計を
投入するのが常套手段でした。
技術でも世界に出てコンクールで競い合ったり、世界初の市販クォーツを発売したり
当時のセイコーの勢いが凄かったので、他社は追従せざるを得なかったのだと思います。
例えば スポーツマチック5 と セブンスター
グランドセイコー と グロリアスシチズン
スピードタイマー と チャレンジタイマー などです。
先出しのセイコーが必ずしも売れたわけもなく、後出しのほうが時計の完成度は
高かったりもするのですが、当時のトレンドはセイコーが握っていたと考えるのが
自然な気がします。私は当時を知らないので、あくまで残っている資料からの推測です。
私が所有している ロードマチック ノンデイト と レオパール ノンデイト も同じ関係です。
機械は薄型自動巻、価格も14,000円程度で同じ。ディテールはともかくよく似た外観ですね。

上写真のバーインデックスの他、両方ともに全数字のモデルがあり完全に追従してます。
残念ながら レオパール ノンデイト 全数字 は所有していないので写真は載せられません。
『レオパール 数字』で画像検索すると出てきます。ロードマチック ノンデイト 全数字
に酷似していることが分かると思います。
ちなみに私はバーインデックスはレオパール、全数字はロードマチックが好きです。

今でも工業製品は先駆者の追従を当然のように行なっています。全く同じだと法に触れ
訴えられますので、その加減はしなければなりません。それに先駆者の製品より良いところ
がないと駆逐されるだけです。特に今はモノにあふれていますから特徴がないと見向きも
されないでしょう。
先駆者以外を全否定しているわけではありません。後出しの方が完成度や性能が高かったり
デザインが優れていたりするのです。さらに良いものをと各社シノギを削ることができる
なら、その業界は盛り上がり使用者の選択肢も広がって良いことです。
例のブツが届きました。
次回はそれのレビューを書こうと思います。
お楽しみに。
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