先日
Lamafa Diver 購入記事の中で、夜光の比較について書きました。
夜光のついた時計はセイコーとシチズンしか所有してなかったので、
『ルミブライト』『ナチュライト』(ともに根本特殊化学製)が私の標準でした。
それら以外の外国製の夜光は初めてで、仕様にルミノーバC1(根本特殊化学製)と
記載されているけど、実際に比較すると暗いし持続時間も短いのが疑問でした。
国内メーカーで使用されるモノと一般に販売されるモノは違うのかなと推測したり。
コメントでも色々意見を頂き、これは良い機会なので自分も理解しておこうと
即日注文したモノがこれです。

怪しい粉ですね。
純粋なルミノーバ(N夜光 G-300M)粉末です。
根本特殊化学から直接購入したわけではないので、これも本物という確証はありません
が光らせると、そんな疑惑はふっとびます。
ここで注文しました。
UnDigital科学博物店
これは驚嘆しますね。
写真下手なんで申し訳ないんですけど、ものすごく強い光を放っています。
なるほどねえ。そりゃボーイやモンスターの夜光強さは当然の結果ですわ。
実験というほどではないのですが、サンプルを作って比較してみました。

見にくいですが
上の四角:エポキシ樹脂とルミノーバ粉末を半々位で混ぜたモノ
下の四角:のりを塗った上にルミノーバ粉末をふりかけたモノ(1回のみ)
このサンプルと3つの時計に10分程度蛍光灯を照射して光り方を比較します。

見てわかると思いますが、左:Lamafa Diver、中:ボーイ、右:ナイトホークです。
Lamafa Diverとボーイの間にサンプルを置いてます。

照明を落とすと一目瞭然ですね。サンプルとボーイがほぼ同じ位の明るさです。
色もほぼ同じ。ナイトホークも同じ位明るいのですが色味が違います。
サンプルでエポキシ(上の四角)のほうが明るいのは、ルミノーバ粉末の量が違うから
でしょう。下の四角は粉末を一重にふりかけただけなので薄いのです。エポキシは
樹脂の厚みがある分、中で粉末が積層するので明るいのでしょう。
エポキシは残っていたのを使ったので、おそらくもっと透明度の高い樹脂を
使えばより明るくなると想像します。実際に使うためにはもう少し試行錯誤してみる
必要がありそうです。

上の写真はシャッターの開く時間を長くしたものです。
実際はここまで明るくなくてひとつ前の写真が肉眼視に近いのです。
どちらにしても比較対象物があれば問題ないのですけど、暗い夜光でも明るくみせる
ことは可能ということです。
セイコーやシチズンで使っている夜光も一般販売している夜光も同じだと分かりました。
サードパーティ製品もセイコー並の夜光にしようと思えばできるのです。
これ以上は検証しても意味ないのでやりません。ひとつ賢くなったので良しとします。
このルミノーバ粉末は色々使えそうです。
まずはyobokiesベゼルインサートのほとんど光らないポッチの夜光埋め直し
をしようと思います。
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