
前回のつづきです。
長かった。こんなに本数は必要なかったですね。
ともかく今回で終わりです。
No.12 新品
メーカー | 商品名 | 素 材 | 色 | 仕立て | 本体-尾錠幅 | 品 番 | 定価 | 購入価格 |
ヤフオク | - | 牛革?型押し | チョコ | 半へり返し | 18-16mm | - | - | \500程度 |
裏 材 | 剣先側長さ (mm) | 親側長さ (mm) | 最大-最小厚さ (mm) | 端厚さ (mm) | 小穴ピッチ (mm) | 小穴数 | バックル材 | バックル加工 |
銀面? | 115 | 75 | 4.5 - 3.5 | 1.8 | 7 | 7 | ステンレス | 曲げ板 |
ヤフオクで落札した時計についていたベルトです。 ヤフオク内検索すると\500程度で売っているようです。 表面の質感は合皮っぽく手触りもツルツルなのですが、 型押しのシボ・色付はそこそこリアルです。展示ケースに 入れて飾る目的なら、いけそうな感じです。 写真で見ると結構良さそうに見えるでしょう。 ステッチも揃っていて、つくりもそんなに悪くはありません。 バネ棒通す穴が適当なので通しにくかったり、遊革のサイズが 大きすぎたりしますけど。 ベルトはやや柔らかいので、付け心地も悪くありませんが、 裏革の表面も合皮っぽく、革のしっとり感が全くありません。 肌当たりも悪いですし、おそらく汗かくとネトネトになりそう です。一応 Genuine Leather と書いてありますが。 バックルは最低限ですね。とりあえずバックルとして機能し ますが、つくり・仕上げとも良くないです。 価格を考えるとすごいですし、ベルトとして問題なく使える のですけど・・・ |  |
No.13 おそらく新品
メーカー | 商品名 | 素 材 | 色 | 仕立て | 本体-尾錠幅 | 品 番 | 定価 | 購入価格 |
ヤフオク | - | 牛革? | チョコ | 半へり返し | 18-16mm | - | - | \500程度 |
裏 材 | 剣先側長さ (mm) | 親側長さ (mm) | 最大-最小厚さ (mm) | 端厚さ (mm) | 小穴ピッチ (mm) | 小穴数 | バックル材 | バックル加工 |
ヌバック | 115 | 75 | 4.0 - 3.2 | 1.5 | 7 | 7 | ステンレス | 曲げ板 |
これもヤフオクで落札した時計についていたベルトです。 ヤフオク内検索しても全く同じベルトは見つけられません でしたが多分\500程度のベルトと推測します。 手触りは悪くなく普通の革の質感です。表面にシワがよって 張りがありません。やはり濃いプレーンな革はある程度上質 でないと見映えが悪いですね。 つくりは意外に悪くありません。遊革などは適当なんです けど、バネ棒穴周辺の処理がきちんとしています。 柔らかいベルトですが、少し腰が足りないです。でもその分 フィットするので、付け心地は悪くありません。裏材は ヌバックっぽく肌当たりも悪くありません。 バックルは最低限ですね。とりあえずバックルとして機能し ますが、板を曲げただけのつくり。仕上げも荒いです。 正確な価格が分かりませんが、ベルトとして問題なく 使えます。 |  |
-------------- まとめ ----------------
気になるベルトはありましたか?
分かりやすく得点評価としました。各項目の重要度は各人異なりますし、
こんなに単純ではありませんが、グラフ化して一目で分かることを優先しました。
高得点でも使用してないベルトがあります。私はDバックルを使うので尾錠の評価
は関係ありせんし。購入してしまえば価格なんて使用頻度に関係ありません。
あくまで購入時の参考程度になればと思ってます。
革ベルトは消耗品です。毎日使うと1年は持たないでしょう。夏場なんて連続着用
すると1シーズンで臭くなりそうです。私は梅雨~夏は使わないし、数十本を交代
で使っているので長持ちしますが、ステンレスベルトのようにはいかないでしょう。
カミーユフォルネ・JCペランなどの高級ベルトと今回紹介した低価格ベルト
の違いが分かる人がどのくらいいるでしょうか。私は近くで比較すればわかると
思いますけど・・・そこにお金をつぎ込めるのは、お金持ちか革マニアだけ。
羨ましいけど、安物なりに色々楽しめるからいいのです。
やはり時計本体とのバランス、身の丈にあったモノが大事ですね。
革ベルト買う時に困るのが、種類が膨大で選べないことではないでしょうか。
お店で買う時は店員が目的に合わせ選択肢を絞ってくれますが、
ネット通販だと自分で選択しなければなりません。
そこで革ベルトを選び方
1.時計本体のラグ幅(ベルト取り付け部幅)を計ります。これと革ベルトの幅は
同じにします。1mm位は大きくても強引に付けられますが、これは最終手段です。
2.使う尾錠・Dバックルの取り付け幅を計る(調べる)。これも大事です。
この幅でベルトの見え方も変わります。既製品ベルトはあまり選べませんけど。
3.ラグ幅・尾錠・Dバックルの取り付け幅の組み合わせは、ある程度決まってます。
ラグ幅18mmなら眉錠・Dバックルの取り付け幅はほとんど16mmです。
尾錠・Dバックルを同時に購入するなら、該当する組み合わせを見ておきます。
4.長さは尾錠かDバックルどちらを使うかで変わるのですけど。腕回り150~175mm
くらいなら、剣先側長さ115mm・親側長さ75mmの標準ベルトで問題ありません。
175mm以上ならロングサイズを検討することも必要となり選択肢が少なくなります。
5.革ベルトの厚さも重要です。非防水・ポコ蓋ケースの薄く華奢な時計に極厚ベルト
は似合いませんし時計がベルトのボリュームに負けてしまいます。逆に現行の
デカ厚時計に薄いベルトは頼りないです。もちろん本人の好みなので絶対では
ありませんが、薄い時計はベルトも4mmくらいまでにしたほうがいいと思います。
最大-最小厚さはカタログなどに書いてますけど、ベルトの端部厚さも結構重要です。
ネットだと写真で判断するしかないのですけど、例えば最大厚さが3.5mmだとしても
端厚さが3mmだと、かなり分厚くボリュームがあるように見えます。これは何本か
購入すれば大体イメージすることができるようになります。
6.仕立ては好みです。へり返しが一番手間がかかり高級なつくりですけど、あまり
へり返しにこだわらなくていいと思います。確かに付け心地は良いですけどね。
7.革の硬さは分りません。松重商店は硬いベルトには硬いと書いてますけど、その
硬さにもばらつきがあります。個人の感じ方も違いますしね。参考程度になります。
とは言え、革の硬さは付け心地に直結する部分ですから悩むところです。お店でも
触らせてはくれますが、自分の時計に試着はできません。
8.色は現物が見られるなら絶対見ましょう。写真では再現できませんから。
ネット通販は商品名でグーグル検索してなるべく多くの写真を見ますが、正直博打
になります。仕方ありませんその分安く買えるのですから。
9.素材はもちろん好みです。これも現物確認できるのが最良です。同じ素材でも
仕上げで雰囲気が変わります。ネット通販だと写真で色々検討しますが、残念ながら
これも博打になります。特にワニやトカゲの模様は重要ですが選べません。
10.バックルは良いモノであればいいのですが、Dバックル使用なら関係ありませんし
後から交換もできるので、あまり重要ではありません。
良き革ベルトに出会えることを願っております。
さてさてキリがないですね。
また良い革ベルトを購入したら紹介します。
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