こんにちは。
先日の読者様還元感謝祭に、ご参加・ご観覧いただきありがとうございました。
無事落札していただきました。あと3本出品予定です。部品が揃わずに
タイミングがズレてしまい、もうこの記事で420回目なので還元感謝祭も今更感
がでてきましたけど、せっかく準備したので押し切ります(笑)
さて今回紹介する時計はこれです。

昨年から予告していたオジサンのクリスマスプレゼント(笑)
ネット巡回していて見つけた時計です。昨年は
こんな記事も書きましたね。
とにかく一目惚れでした。期間をあけて頭を冷やしてみたのですが、私の
物欲が静まることはありません。ええ。ちょいとお金の工面をしてポチりました。
https://www.undone.watch/英語のみですが、中学2年生レベル英語の私でも理解できます。もちろん
翻訳サイトは使いますよ。普通のカート方式なので簡単に注文できます。
ただし
PayPalアカウントが必要です。
日本の代理店が日本語サイトを立ち上げているので、どうしても英語がダメ
な方はそちらでも注文できます。私は代理店通すメリットが感じられなかった
ので、本国から直接買いました。
この時計はカスタムオーダーも出来ますが、標準仕様を見てビビっときたので
特にいじるところはありませんでした。ただひとつ、シースルー裏蓋が気になっていました。
プラスチッキーで動きもないクォーツムーブメントなんて見えても嬉しくない。
裏蓋をフルメタルに変更しようと思ったのですが、それだけで+30ドルですから
悩みます。結局価格に負けて、標準仕様になりました。
そうそう。購入する時、ENTER PROMOTION CODE に TTB20 と入力すると
20%オフになります。これはお得。というかこれが上代なんでしょうね。
ということで、212ドルでした。為替手数料込で24,800円。
12月13日に注文して、到着したのは27日。通常はもう少し早く到着するはず
なんですけど、今回は通関手続きが長かった。クリスマスに間に合うと思った
んだけどなあ(笑)
前置きが長いですね。

発送用袋の中にこんなダンボール箱が入ってました。

段ボール箱を開けると、エアパッキンに包まれた・・・

布張りの雰囲気の良い箱と、取扱説明書、小冊子です。

布張りの箱を開けると・・・おおっ。
ひっぱりすぎですね(笑)

ごたいめーん。おおおーーー!
この箱は良いなあ。こういう演出も大事ですよね。
期待していただけに、箱開ける瞬間はかなりワクワクドキドキしました。

じゃじゃーん。くぅーーーカッコいいっす!
イメージ通りでした。全体の雰囲気は全く問題ありません。大満足です。
ガラス風防面と裏蓋面に養生ビニールが貼り付けてあります。長旅お疲れ様でしたと
速攻で剥がします。おっと。プッシュボタンの頭にもブルーの養生ビニールが
貼ってあります。これも剥がしましょう。これ有名ブログでも貼ったままなんですよね。
確かに針がブルーだから違和感ないけど、養生を剥がさず使ってると間に汚れが入って
よろしくありません。

ケース径40mm、全長(ラグ端-ラグ端)48mmというサイズなので不安だったのですが、
これは大丈夫でした。なんとか腕の幅内に収まりますし、ラグが華奢なデザインなので
小さく見えるのです。

正面から見ると、文字盤周囲が少し歪んで見える程度ですが、
斜めから見るとガラス風防の厚さが分かると思います。今では珍しい極厚のドーム風防。
しかも微妙に面がうねってるのです。おそらくプラ風防ぽい雰囲気を狙ったのでしょう。
これは素晴らしいです。比較すると少し違いますけど、プラ風防独特の表面張力で盛り上がった
水のような感じが再現できていると思います。この風防あるからクラシックな文字盤が
引き立つのです。

懸念していた裏蓋は、フルメタルでした。
あれ?webサイトを見るとフルメタルの写真に変わってます。やっぱりこのムーブメントで
シースルーは必要ないよねえ。まあ結果オーライです。良かった良かった。
シンプルで丸い裏蓋が良いです。たかが裏蓋と思われるかもしれませんが、ここにセンスの
良し悪しがでます。変に凝ったデザインだったり、何も考えずにぺったんこだったり。
名作と言われる時計は裏側もカッコいいですよね。

ベゼルと裏蓋はポリッシュ仕上げ、ケースの側はヘアライン仕上げとメリハリの効いた
デザインです。本当はすべての側面がツライチだと美しいけど、そこはコスト的に
無理でしょう。ケース側にチリを設けて逃げています。2段ベゼルは賛否両論あると
思います。かなり厚いベゼルなのでシンプルにつくるとボリュームがありすぎるの
でしょう。段を設けることで薄く見せています。
横から見るとラグの形状が変わっています。ラグ端を下げているので、細腕でも
ラグが腕からあまり浮くことがありません。

私は腕周り165mmですが、違和感なく腕に収まっていると思います。

この革は面白い仕上げですね。
艶消しでザラザラしています。銀面が剥がれたような感じ。一部スエード調です。
カメラで寄るとあまり良い感じではありませんが、肉眼で見ると悪くありません。
全面3.5mmの厚いベルトですけど、すごく柔らかくて装着感は良いです。
コバは安いベルトにありがちな、ゴムのような質感です。安っぽいけどグニグニ曲げて
も割れないので扱いやすいです。

光の角度を変えると、針の色が変わります。もちろん青焼きではなく塗り
なのですが、なかなか趣のある針ですね。カスタムオーダーで針の形も
変えることができるけど、このリーフ針が一番似合っています。

正面から見るとこんな感じです。
外周部はガラス曲面で歪んでいますけど、少し角度変えるとメーターを読むことはできます。
全ての数字フォントが素晴らしい。元になっているデザインはあるけど、オリジナルよりカッコイイ
ですよ。インダイヤル・テレメーター・タキメータの配置、針の長さ太さも絶妙です。
本当に考えつくされてますねえ。安価なのに、こんなに美しい文字盤なのですから結局
デザイナー・設計者の力量なんでしょうね。
この時計は、VK61A というクォーツムーブメントが搭載されています。
このムーブメントはメカクォーツと呼ばれるハイブリットムーブメントです。
基本はクォーツなのですが、クロノグラフプッシュボタン機構が機械式なのです。
スタートボタンを押した感触は、少し硬めでカチっと音がします。機械式クロノグラフ
にかなり似ています。リセットボタンを押すと、少し重い感触とともに一瞬で帰零します。
なるほどなあ。クォーツクロノグラフは、ボタンは軽いし、帰零もゆっくりと戻るから、
機械式マニアにはウケるのかもしれません。クロノグラフ秒針も1/5秒ステップ運針なので
一見機械式時計に見えます。ただし永久秒針は1秒ステップ運針なのでクォーツと分かりますけど。
私もシュッと帰零するのが気持ちよくて、何度か繰り返し操作してしまいました。
VKシリーズにはノンデイトモデルはありません。
よってこの時計にもカレンダー機構が組み込まれ、幻のリューズ1段目が存在
します。クォーツなので滅多に時刻合わせしませんから、特に気になりませんけど
大手メーカーでは絶対にありえないことです。

尾錠は、松重のDバックルに交換しました。開閉が楽だし、落下防止になります。

お正月はこればかり使ってました。
たびたび眺めてはニヤニヤ。完全にヤバイ人です。
しかし、これは見て触れて楽しい時計です。
ブランドにこだわらない方には是非オススメします。
価格の割に質感も高いですし後悔はさせませんよ。