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雨の日はこんな時計 セイコー ミリタリー SNX427 

こんにちは。
今日は全国的に雨ですね。
九州・四国では梅雨入りしたので、私の住んでいるところも
もう少しで梅雨入するでしょう。

雨の日はなんだか気分もどんよりしてしまいます。
古傷も痛むし、靴も濡れるし、傘を差すのも面倒くさい。

時計も濡れてしまうので、非防水ケースの時計はお休みです。
革ベルトの時計も濡らしたくないので使いません。

そんなときはこの時計に決まり。


セイコー ミリタリー D1


スペック的には、日常生活防水なので防水性能はたいしたことありません。
一応裏蓋はスクリューバックにゴムパッキン、リューズにもゴムパッキンが入り、
ガラスとベゼルはプラスチックパッキンで止水しています。カスタムしたとき
に全てのパッキンは新品に交換したので、新品時の性能はあるでしょう。
水につけてザブザブ洗うことなんてしませんが、少し水が掛かるくらいなら
大丈夫です。つまり雨の日でも使えます。

ベルトもステンレスが良いですね。防水性を考えるとウレタンやシリコンでも
良いのですが、仕事で使うにはカジュアルな雰囲気になりすぎます。
勤務会社は作業服にYシャツスタイルなのでGショックでも特に問題
ありませんが、Yシャツにはなんとなくステンレスベルトがしっくりくるのです。

それよりもこの時計は私の大のお気に入りなのです。

私は多くの時計を所有しています。売買を繰り返し好きな時計だけが残されて
いるのですが、今でも装着してウキウキニヤニヤできる時計はそんなに
多くありません。皆さんもお気に入りの時計があるでしょう。

雨の日こそ、お気に入りの時計を着けてみませんか。
もちろん非防水ケースはオススメできませんが、日常生活防水以上ならば
テンションが上がる時計を選ぶべきです。

このブログ記事を書きながら、チラチラと時計を見てはニヤニヤ、角度を変えて
眺めて萌え萌えなのであります。どう見ても怪しい変態オヤジなので、他の人には
バレないように細心の注意を払う必要があります(笑)


この時計が生産中止されたのは非常に残念です。5盾はついてませんが、扱い的には
セイコー5と同じで、逆輸入時計です。当時の実売価格10000円程度。
現行セイコー5のゆるーいケースとは全く違います。エッジもビシッと立ち、シャープな
サイドラインが非常に美しいのです。今はこの価格ではつくれないよなあ。

・・・って脱線してしまいました。

とにかく憂鬱な雨の日こそ、好きな時計を愉しんでみてはどうですか。




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徒然 雑文 | Comments(2) | Trackbacks(-)

少々難しい ステンレスベルトの弓管加工

弓管加工 D5


先日、記事に書いた 6458クォーツダイバー のステンレスベルトは
加工して取り付けました。今日はその加工詳細について書いてみます。
少々マニアックな記事になりますので、退屈かもしれませんが
こういうこともできるということを知っていただけると幸いです。


まずはラグ幅を計測します。データとして19mmであることは知っていましたが、
実際にノギスで計測することが大事です。最終的には現物合わせになるので
あたりをつけるくらいしか使えませんが、計測して実際のデータを取る癖にしてます。


弓管加工 D8


購入したステンレスベルトは、SKX013(ラグ幅20mm)用なので、弓管幅も20mm弱あります。
これもノギスで計測します。この個体は19.75mmでした。SKX013を所有してないので、
クリアランスの設定は分かりませんが、この価格帯の時計はクリアランスが大きめで
組みやすくなっていることが多いです。


弓管加工 D9


今回は単純に左右0.5mmづつ削ることにします。ただし一気に0.5mm削るのではなく、
最後0.2mmくらいは現物合わせします。

弓管の左右端から0.5mm離した位置にマスキングテープを貼ります。
0.5mm刻みのスケールを当てて位置合わせします。そこまで精度は必要ではありませんが
これを目安の削っていくことになるので、大事なところです。


弓管加工 D10


削る部分を油性マジックで塗りつぶします。これは削っているときにマスキングテープが
剥がれても境界が分かるようするためです。

またこの段階で、上のラグ用と下のラグ用で仕分けしておきます。ラグ裏側に上、下と
書いておけばいいでしょう。


弓管加工 D11


削っているところを撮影するの忘れましたが、なるべく研削面は真っ直ぐ、上面に対して90°
になるように削ります。私は今回90°の意識がなかったので、失敗しました(笑)これは
後述します。

最後の0.2mmくらいは、削ってはケースに合わせてみることを繰り返し、削りすぎないように
します。特にラグ内面と平行になるように削ることが重要です。これが斜めになると目立つ
ので慎重に削りましょう。


弓管加工 D12


ケースに合わせたところです。
弓管カーブのところはまだ削ってないので、奥までは入りませんが
ラグ内側と平行に、幅を0.2mmくらい小さくするとスムースに入ります。
隙間を大きくとれば難易度は下がりますが、見た目が悪くなります。しかしあまり
隙間を詰めるとすべての調整がシビアになり難易度はグッと上がります。

そもそもラグの精度もそんなに出てません。上下で幅が微妙に違ったり平行でなかったりします。
だから弓管も上下で分けてそれぞれで合わせていきます。

はみ出てる弓管長さを計測します。これは正確には測れないので大体でいいです。


弓管加工 D13


前項で計測した、弓管の出寸法を弓管カーブ部に、油性マジックで塗りつぶします。
正確なカーブは分からないので適当です。これからは少し削ってはケースに合わせること
を繰り返します。


弓管加工 D14


まだ完全に合ってませんが、ある程度削りながらケースに合わせたところです。
右側に隙間がありますね。角も少し削りすぎています。

先程書いた失敗は、この写真を見ると良く分かります。
弓管左右幅削りを、ラグ平行にするしか考えてなかったので、研削角度90°でなく
かなり斜めになってしまいました・・・まあ自分の時計なのでいいんですけど。ははは。
まあこんなときもあります。次に活かすことができればいいのです。


弓管加工 D15


光源(蛍光灯)に透かすと隙間がよく分かります。まだ奥まで入ってませんから
ケースと当たっている弓管カーブ部分に鉛筆で印をして、さらに削ります。


弓管加工 D16


だいだい削り終わりカーブを合わせたところです。
この段階あたりから、バネ棒も入れて固定できることを確認します。

弓管加工 D17
バネ棒が通る、弓管のバネ棒押えはできるだけバネ棒に寄せます。曲げすぎるとバネ棒が
入らなくなりますが、少しキツめに入るくらいに調整します。こうしないと弓管端部が
ラグからはみ出したままになります。また弓管下部の爪はラグ側に曲げて常にラグに
密着するようにします。

この調整をした段階で、弓管カーブ部の最終削り込みをします。もうここからは削りすぎると
それだけ隙間ができることになるので、慎重に削ります。面倒くさいけど少し削っては
ケース合わせの繰り返しです。


弓管加工 D1


弓管カーブ削り終了です。
端部がめくれてカエリができていますし、キズも付けてしまったので、弓管上面を仕上げ直します。

目の細かい精密ヤスリで、端部のカエリを除去したあと、キズを削り取ります。
その後、#400のペーパーヤスリから番手を上げながら全体を仕上げます。
真ん中のポリッシュ部は#2000までヤスリをあててからコンパウンドで鏡面に仕上げます。


弓管加工 D2


真ん中のポリッシュ部をマスキングテープを貼り付けます。
スポンジヤスリで両端部をヘアライン仕上げにします。小さい部品ですが
なるべく真っ直ぐに平行にヘアラインが入るようにします。結構目立つ部品なので
丁寧に仕上げます。


弓管加工 D3


はい。完成です。
ベルトとバネ棒を入れて、ケースに取り付けます。


弓管加工 D6


この角度で時計を見ることは、ほとんどありませんが、失敗したところが
良く分かります・・・バネ棒が見えちゃってます。恥ずかしい・・・・


弓管加工 D4


裏側から見るとこんな感じです。


どうでしたか。
少し難易度は上がりますが、ラグ幅が違ってもステンレスベルトは合わせることが
できます。ただし必ず付けられるわけではありません。
削るのもせいぜい左右で2mmくらいが限界だと思います。あまり削るとバネ棒を外す欠き取りも
なくなってしまうので、新たに欠き取りする必要がでてきますし、ベルト幅とラグ幅が違いすぎる
と見た目も良くありません。

昔のセイコーはラグ幅19mmという時計が結構あります。そのためウレタンベルトは今でも19mm幅が
販売されています。しかしステンレスベルトの種類は意外にありません。このようにラグ幅を削る
ことができれば20mm幅のステンレスベルトが流用できるので、カスタムの幅が広がるのです。




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時計小物 | Comments(6) | Trackbacks(-)

気になる時計 21(オリエントスター ヘリテージゴシック 他)

いつものように朝のネット巡回していたら、こんな記事を発見。

”「ORIENT STAR」から持続時間 50時間の
新ムーブメント「46系 F6-50」搭載モデル
『ヘリテージゴシック』『エレガントクラシック』が新登場 ”

http://www.orient-watch.jp/news/details/?press_id=294
http://www.orient-watch.jp/imgs/press/20180523_2.pdf




おおっ。カッコいいけど・・・なんだか既視感が。

一応上記PDFファイルのリリースニュースでは、

”初代 ORIENT STAR(1951 年)など、歴代の時計から脈々と受け継がれてきた
少し横に広がったチャビーフォント(チャビー = ぽっちゃりした)を丁寧に植字し
現代風にリバイスして採用。伝統・歴史にモダンさが加わり、温もりを感じる
エッセンスが融合したデザイン。 ”


と書かれていますけど、IWCのポルトギーゼですよね。

 ポルトギーゼ
写真はIWC公式webサイトからの転載です。
https://www.iwc.com/ja/collection/portugieser/IW3714/#id-8343

うーん。せっかく植字の全数字インデックスで頑張っているのになあ。
もっとポルトギーゼから離れてアレンジしてあれば良かったのになあ。
クロノグラフではないけど、デザインを寄せてる感が伝わってくるのがなんとも・・・

残念だけどポルトギーゼのカッコよさを再認識してしまいます。

なんでカレンダーつけちゃうんだろう。ポルトギーゼのデザインは何度も見て
研究したはずです。この文字盤にはカレンダーは似合わない。
ノンデイト教は少数派らしいので、営業側から「カレンダーつけろ!」
って言われちゃうのかなあ。このデザインでカレンダーつけるとデカくなるし
良いこと無いと思うのですよ。

スモールセコンド辞めて、センターセコンドにする。
ノンデイトにして一回り小さく(37mm径)する。
外周部の05~60の数字を消去すると・・・欲しくなってきます。
数字フォントを少しでもリ・デザインできれば、全く違う時計になりますよ。
完全に私の理想ですね(笑)

人気時計を匂わす手法は伝統技法になっているのでしょう。昔みたいに
あからさまには出来ないけど、加減の仕方は上手だと思います。

しかし、この植字の質感は気になりますね。
発売されたら時計店に行って、実物を見てみたいです。



植字全数字インデックスと言えば、この時計も気になります。

50mmカーキ

写真は海外フォーラム(watchuseek.com)からの転載です。
バーゼル2018で配布された小冊子からの転載のようです。
http://forums.watchuseek.com/f357/50mm-khaki-field-mechanical-availability-4668255.html

この写真だけだと分かりにくいですけど、この数字インデックスは植字です。
H69819530」でGoogle画像検索してみると違う角度の写真があります。

この数字インデックスは、スーパールミノバが練り込んで(塗布して?)あり
側面も光るようです。三角インデックスも植字で、全体に質感が高く
実物を早く見てみたいと思うのですが・・・ひとつだけ問題が。

それはサイズが50mm径なことです。
うわああああ。ハミルトンには50mm径ラインアップがあります。
それこそ丸太ん棒のような腕の方には、ありがたいのでしょうけど、
平均的日本人の私には縁のないサイズです。

これを現行カーキのレギュラーサイズ(38mm径)で出してくれないかなあ。
カレンダーも80時間パワーリザーブもいらないです。現行カーキ フィールド
の定価+αくらいの価格だったら是非欲しいです。

この50mmサイズが売れるか要望が多ければ、可能性はありそうな気がします。
だってこんなにカッコいいのですから。




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愛用時計の変化

先日は、時計の経年変化について書きました。
時計自体も変化していくけど、愛用時計も少しずつ変化していきますね。
もちろん個人差はありますよ。

私の場合、基本的な嗜好はほとんど変わってません。
お気に入り時計の条件とは?」という記事で私の嗜好を分析・解説しました。

オールド時計を収集し始めた頃は、バイブルになっているトンボ本や国産時計博物館など
に載っている、いわゆる王道の機械式時計が良いと考えていました。
予算の関係で、グランドセイコーなど今でも高価なオールド時計は買えませんでしたが、
1960~70年代の普及品を中心に収集していました。

徐々に蒐集範囲も広がってきて、1970~80年代のクォーツにも手を出すようになりました。
最近はネット上で個人の意見を気軽に発信できるようになったためか、趣味の世界も多様化して
ジャンルごとに棲み分けされています。以前はなんとなく「趣味の時計は機械式時計である」
という風潮があったような気がします。実際にオールドクォーツのオークション落札価格は
非常に安価でした。(一部の高級品を除く)

私は外装が一番大事と考えます。どんなに素晴らしいムーブメントが搭載されていても、
カッコ悪い時計は欲しくない。部品取りとして購入することはありますけどね。
昔の時計はカッコ良かったと言われます。しかしそれはモデル数が多かったのでカッコ良い
時計がたくさんあっただけで、駄作も同じくらい多いです。そういう時計は淘汰されて
残ってないだけなのです。駄作の基準は個人差ありますが、人が美しいと思う普遍的な形も
存在すると思います。

最近は、非防水ケースの時計を使わなくなりました。裏蓋がはめ込み式、プラ風防で
薄く華奢なラグのケースの時計です。1960年頃までに多い時計です。
今でもカッコいいと思うのですが、実際に使うと水に気を使わないといけないし、
現在のカジュアルな装いに合わせるのが難しい。かっちりと真面目なデザインが多くて、
なんとなくビジネススタイルに似合うイメージなんですよ。これは私の勝手なイメージなの
ですが、ほとんど使わなくなったのは事実です。

逆にミリタリー風の時計は、仕事でも使うようになりました。
アラビア数字の読みやすい文字盤は、道具として大変優れていますし、自分のスタイルに
も合っています。同じデザインでもフォントや配置・大きさバランスが違うだけで
全く違う時計になります。おそらく生涯追求していくジャンルになるでしょう。

購入するときは良いと思うのですが、いざ使ってみるとなんか違うことがあります。
ひょんなことで手に入れた時計も使ってみると、お気に入りになったり。
雑誌やネットに書いてることなんて一意見に過ぎません。感じ方が異なって当たり前です。
それでも時計趣味をはじめた頃は右も左もわからないですから、他人の意見を参考に
することも多々あるでしょう。しかしいつまでも猫も杓子も同じ時計やスタイルというのは、
趣味として考えるとつまらないなあと思います。私も保守的なほうですけどね。

買った時計は売らずにひたすら貯め込む人、売買を繰り返してコレクションが目まぐるしく
変わる人、色んな人がいますが使える時計は1本だけなのです。まあ腕は2本ありますし
2本以上の時計を装着する人もおられますけど・・・ねえ。ともかくその1本は少しずつ
変わってませんか?ということです。振り返ってみると自分の嗜好を再認識できますよ。




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時計思考 | Comments(6) | Trackbacks(-)

時計の経年変化

こんにちは。
先週末は、予定が詰まってしまいブログを書く時間がありませんでした。
基本たいしたこともない窓際サラリーマンなのですが、たまにはこんな時もあります。


さて、今日は時計の経年変化について書こうと思います。

以前にこんな記事を書きました。
新品と中古品

私が買う時計のほとんどは中古品です。オールド時計は現在では新品が売ってないので
仕方ありませんが、そうでない時計も中古で買う場合もあります。それは新品よりも
安いからであり、あまり新品の状態にこだわらないからです。

デッドストック、またはそれに近いモノを集めるコレクターは、その蒐集品を
使うことはありません。使うとデッドストックではなくなりただの中古品になってしまいます。
新品の状態を維持することに注力します。それが全てだと言っても過言ではないでしょう。
後年にモノを伝えるということは、素晴らしいと思います。意義ある行動だと思います。

しかし私はそういう蒐集には興味がありません。そんな甲斐性もありません。
時計は使ってナンボだと考えます。だから私の時計はすべて使える状態にしています。
(部品取り時計などは除く)キズも汚れもついていない新品はキラキラとして気持ちいい
けど、一度でも腕に装着すれば中古品です。


時計は使うと色んなところが消耗・劣化していきます。硬いモノにぶつけるとケースやベルトに
キズが入ったり、風防が欠けたりヒビが入ったりします。全く使わなくても紫外線の影響で劣化
していきます。プラスチックは空気中の水分と反応する加水分解による劣化が避けられません。

新品で購入した時計も数年使うと細かいキズだらけになります。
それが自分が使ってきた痕跡であり歴史なのです。そう考えると使い込んだ
時計は愛おしい。そのキズも勲章のように思えてきます。

私は時計を使ったあとは、かならずウエスで拭き取り、その日についた汚れや水分を取り去り
ケースにしまっています。ここまでしなくても今の時計は丈夫なので問題はありませんが、
汚れは蓄積すると取れにくくなりますし、何より大事に扱うことが良い経年変化になるのです。

私は大事に扱うけども、神経質に恐る恐る使って小さなキズにクヨクヨすることはありません。
大きく深いキズが入ると凹むこともあるけど、次の日には忘れています。故意に付けたわけでは
ないしそうなる運命だったと考えます。


なんとなくですが、丁寧に扱われた時計と雑に扱われた時計は判別できます。
毎日使ってつくキズと、ガラ箱に入れられ時計と時計が擦れてついたキズは違います。

私は主にヤフオクやメルカリなどネットで中古時計を購入します。出品物を見る時は
時計の劣化具合を必ず見ます。どのようにして付いたキズなのか色々と想像します。
文字盤の変色具合やその他劣化も考察します。それにより出品データにない部分も想定する
ことができます。もちろんその通りでないこともありますが、意外に精度は高いですよ。

たまに使い込み具合が素晴らしい個体に出会うことがあります。前オーナーが大切に使ってきた
ことが伝わってきます。こういう時計はその意志を引き継ぎたいので、キズを徹底的に消すこと
はしません。汚れだけ落として表面を軽く艶出しすだけにとどめます。

安く手に入るのは、風防が曇りガラスのようになった個体です。これは人が使い込んだというよりも
ガラ箱や人の手を渡ってついたキズです。あまりオカルトじみたことは言うつもりはありませんが、
人の念がこもってない時計です。こういう個体は思い切って大きなキズもすべて消す勢いでケース
研磨・風防研磨をしてしまいます。それこそピカピカにしてリセットするわけです。

私の場合、ケースやベルトのキズはあまり気になりませんが、風防と文字盤の状態は気になります。
時計は時刻を知ることが一番の目的なので、視認性が落ちることが嫌なのです。
大きなキズや劣化が激しいものは、交換したり研磨します。文字盤は素人ではどうしようもないので
どうにかして部品取り時計を手に入れます。レアなものだと、年単位で探すことになるのでガラ箱で
塩漬けにされます。


結局何が言いたいのか。
「時計は経年変化も愉しめますよ」ということ。

ジーンズは経年変化を愉しむモノとして有名です。よく育てるなんて言いますよね。
時計も同じだと思います。それなりの品質以上のモノならば、何十年でも使い込むことができます。
だから私は使い捨ての時計は買いません。新しい時計はムーブメントが交換式だったりもしますが、
ケースなどの側の変化を慈しむのです。




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時計思考 | Comments(6) | Trackbacks(-)

またしてもオレンジ セイコー クォーツダイバー 6458-600A

6458-600A A7


えっ。またこの時計?
いえいえ。前回の クォーツダイバー 7548-700C とは違います。

同時期にラインアップしていましたが、こちらはボーイズサイズです。

6458クォーツダイバーは、1982年に発売されます。7548クォーツダイバーはすでに
発売されてましたので、ボーイズサイズの追加モデルになります。

発売当初は、黒とオレンジ文字盤のみでした。


6458-600A A1

セイコー販売店用 ウォッチカタログ1982年vol.1からの転載です。

その後、1984年 白が追加。詳細不明ですがミントグリーン文字盤も存在します。
1985年 大幅変更マイナーチェンジされます。
ムーブメントが 6458 → 7C43 に変更。150m → 200m防水に変更。この時点で
6458クォーツダイバーではなくなりますが、デザイン・大きさは同じです。
1987年 黒以外は全てカタログ落ちしますが、黒だけはこの後10年以上販売される
ロングセラーモデルです。

この7C43ムーブメントは変更を重ね、いまでも7C46ムーブメントとして
セイコーダイバーズに搭載されています。


6458-600A A4


7548クォーツダイバー(~ボーイ)のデザインとは少し違います。
インデックスも植字になっているため少し高級に見えます。特徴的なのは
三角の12インデックス。真ん中に半分までラインが入ります。細かいことですけど
意外に目立つのでこの文字盤を判別するポイントになります。SBDC001(スモー)にも
継承されていますね。

金色とオレンジは少し見にくいときもあるけど、良い組み合わせです。オレンジは
カジュアルなイメージがあり、金色が嫌らしく見えません。特にこのオレンジは良い色
だなあ。色味が絶妙です。7548クォーツダイバーよりも好きな色ですね。


6458-600A A3


ケースのつくりは、7548クォーツダイバーと同じ。
ガラスを専用ベゼルで固定します。
ベゼルのラチェット機構はボール式で、左右両回転の60クリックです。

切削加工で成型されたベゼルはエッジが立ち、美しい仕上がりです。
指のかかりも良く大変使いやすい。今の安価な時計は、こういう細かいところも
コストダウンされてます。

7548クォーツダイバーと同じく、ベゼルインサートは中央に向かってすり鉢状に
なっていています。この個体は使い込まれていて、ベゼルインサートにもキズが多数入って
いますが、純正部品はもうありませんし、平面な社外品に交換するのは少々興ざめです。
大事に純正を使うしかありません。


6458-600A A6

6458-600A A5


現行ボーイズボーイ(SKX013)純正のステンレスベルトを入れました。
やっぱりコレですねえ。シャラシャラと音がしてチープだけど、付け心地がすごく良いのです。

ただし無加工では付きません。
ボーイズボーイのラグ幅は20mm、この6458クォーツダイバーは19mmです。大幅な弓管の加工は
大変なのでなるべくやらないようにしてます。最初は社外品の19mmジュビリーブレスを付けよう
と思っていたのです。もちろん弓管のカーブ部分の加工は必要なのですが、幅方向の変更はないので
まだ楽です。しかし社外品はバネ棒が1.5~1.8mmまでしか入りません。さらにダイバーズ用では
ないので全て部品が華奢なのです。どうせ陸ダイバーなのですけど、ダイバーズの性能を発揮できる
ように、セイコーの極太バネ棒が使える純正品にこだわりました。

ラグ幅は違うけど、他はボーイズボーイと同形状と思っていました。
しかし6458クォーツダイバーのほうがラグが短いです。かなり弓管を削りました。
若い世代は脚がすらっと長いのですねえ。

ベルト交換については改めて詳細記事を書きます。



売れた時計なので、残存数も多くオークションでも頻繁に出品されます。
特に黒は長く販売されていたので、よく見かけます。しかしダイバーズはハードに使われる
ことが多く、状態が良いモノは少ないです。並以上(ベゼル・ガラスのキズが少なく文字が読める程度)
のモノならヤフオクでも10000円は超えます。玉数は多いけどそれ以上に需要も多いのでしょう。
今は安価でシンプルで質の高いクォーツダイバーズはほとんどありません。しかもボーイズサイズという
条件ならば皆無でしょう。昔のダイバーズが人気なのは仕方ありませんね。


6458-600A A2


同じ様な時計を買ってどうすんの?マニアにとっては愚問なのですが、今回は私が使う予定では
ありません。つまりそういうことです。いつもたくさんの時計が自宅に届きます。
もう呆れることは通り越して慣れてしまっているのでしょうけど、たまには・・・ね。
オレンジ文字盤がいいなあと言ってたので気に入ってくれると良いのですけど・・・




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セイコー | Comments(12) | Trackbacks(-)

いつものヤフオク話 13

こんにちは。
今日も元気にヤフオク・メルカリチェックしてますか?
私は今日朝も巡回してきました。


先日、同じ出品者から複数個落札しました。
いまは、まとめて取引ができるようになって便利ですね。

ヤフオク!ヘルプ - 同じ出品者から複数の商品を落札した場合

従来の同梱依頼機能が新しくなり「まとめて取引」になりました。

大昔は、お互いに自由文でのやりとりだったので、まとめるときも
直接依頼・交渉していました。今はオークション自体がシステマチックに
自動化され、相手とのやりとりは最小限(基本的に取引メッセージのみ)です。
昔を知ってるオジサンは寂しいので、いつも取引メッセージで挨拶とお礼だけは
してしまいます。全く使わなくても取引は完了できますけどね・・・

まとめて取引は、システマチックになり自由度が低くなったからこそ
実装された機能です。落札した取引ナビにすべて入力して、出品者に送料を
決めてもらえば同じことなのですけど、入力の手間が省けます。
こういう進化は歓迎ですね。


話は変わって、
少し前にebayがQoo10を買収して、日本EC市場に参入するという記事を書きました。
私は、Qoo10を使うことがないので、良く分かってなかったのですが、再度オークション
サイトも進出するのかと思いこんでいました。これはどうも違うようですね。

ebayは世界最大規模のオークションサイトですが、現在は9割近くの商品が固定価格
で取引されてます。つまり普通のオンラインショッピングサイトと同じ使われ方に
なっています。実際に私もebayでビットすることは滅多にありません。

このebayが完全日本語で使えるようになると面白くなると思ってました。
2002年にヤフオクに負け、一度撤退しているのですが、ヤフオクで扱ってる商品と
違うモノも多いです。また日本では手に入りにくいモノがたくさんあるので便利です。

しかし今は、セカイモンがあるのですよね。
http://www.sekaimon.com/
私は手数料がもったいないから利用しませんけど、英語アレルギーがある人には
好評なのでしょう。昔は小さな規模でしたが、今ではずいぶん手広く・事細かいサービス
があるようです。

ebayや海外通販なんて、本当はメッチャ簡単なんですけどね。
私なんて中2英語レベルですけど、問題なく使えてます。要はパターンを覚えるだけ
なんですよ。すべての機能を使う必要はありません。ヤフオクだって最初は手探り状態
だったでしょう。ebayも同じです。支払いもPAYPAL使えば安全簡単なのですよ。

最近、そのセカイモンがヤフオクと提携してヤフオク出品しています。
利用したことはありませんが、独自のシステムを使っていて、購入ボタンを押すと
セカイモンのwebページに飛ばされるようです。

10年ほど前に、セカイモンがヤフオクとebayとつなげて相互利用可能にするなんて言って
ましたが、実際はどうだったのでしょうか?私はセカイモン利用してないから分かりません。
今回、わざわざヤフオクに出品してきたところを見ると、あまり集客できなかったの
でしょうね。今回も企業としては評価数も少ないし、すでに悪い評価もついていて厳しそうです。
これだとヤフオク税もかかるので、さらに落札者の負担が大きくなるのでしょうね。

ebayは、日本では手に入らない商品を安く購入するサイトだと思っています。日本で手に入る
モノならばヤフオクやその他国内ECサイトのほうが安いです。
ebayの多く商品は海外発送も可能で日本にも届けてくれます。しかしヤフオクに出品される
商品の多くは海外発送不可です。だから代行ビジネスが成立するのでしょう。

日本は恵まれている、というか独自の進化ですね。ガラパゴス携帯なんて呼び名もあるけど
ネット環境も独自で閉鎖的です。これは国民の多くが英語(他国語)ができないからでしょう。


人気のオールド時計の高騰ぶりはスゴイですねえ。もう代行業者(評価1万以上)同士の
殴り合いは見飽きました。日常茶飯事ですね。それだけ日本は経済的に取り残されているの
でしょう。国内だけ見るとモノの価格も下がっているから生活するには問題ありません。
外国のマニアから見ると価格の安いお宝がゴロゴロしてるわけですから、代行業者に
手数料支払っても痛くも痒くもないのでしょうね。

こうなると私のような貧乏マニアは指くわえてウォッチするしかありません。
逆に言えばオールド時計の売り時なのですけど、海外に良いモノが流れていくのを見るのは
なんとも言えない気持ちになります。ebayでも国内オールド時計を売りまくってる業者がいますね。
時計好きにはなかなかできない行為です。いずれ国産オールド時計はebayで買う時代が
くるのかもしれません。




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おかえりなさい セイコー修理依頼のつづき

昨日、セイコー オンライン修理依頼に出していた、
クォーツダイバー 7548-700Cが帰ってきました。

おかえりなさい。


7548 クォーツダイバー B3


オープーンっ!


7548 クォーツダイバー B2


おおーーっ!久しぶり。会いたかったよお。

やはりこの梱包は簡易で汎用性が高くて衝撃にも強そうですね。
このスポンジさえ安価に手に入るなら真似してみようと思っております。

元々、不動だったわけでもなく、外装も自分でクリーニングと簡易研磨を
したので、そこそこキレイな個体でした。だからあまり見た目は変わりません。

しばらく(数時間)装着していると停止するので修理に出したのです。
もちろん今は停止することありません。素晴らしい精度で動き続けています。


7548 クォーツダイバー B4


今回の修理明細票です。

やはりパッキン・電池は全交換され、古いモノは廃棄処分でした。
電池もパッキンも交換したばかりで、ほぼ新品だったのですけど
仕方ありません。セイコーも防水保証ができませんからね。

ケース・ベルトは洗浄のみで、再研磨はされていません。

防水検査にチェックが入ってません。特に不具合の報告もなく、
防水機能の保証ができない云々・・・というコメントもなかったので、
初期性能は発揮されてると解釈しています。一応ダイバーズウォッチ
のメーカーオーバーホールなのですから。

送料、消費税込みで、18,684円でした。
メーカーの1年保証がついて、防水性能も保証され(潜水はしませんけど)
パッキン・電池が全交換されるのですから、高くはないと思います。
今後、数十年、電池交換だけで動いてくれるなら安いもんですよ。

納期は1ヶ月弱でした。私は時計を複数本所有してるので問題ありませんが、
1本だけだと少々長く感じるかもしれません。


・・・というわけで、早速使い倒します。


7548 クォーツダイバー B5


うっひょー。カッコいいっす。
今日は紺色のリネンシャツを着ていますが、補色の関係にあるのでお互いの色を
引き立ててくれます。正直かなり文字盤が目立ちますが、これは慣れもあるのです。
朝、腕につけて鏡を見た時は、うわっスゴイな・・・この服装に似合うかな。
なんて思いましたが、数十分後には違和感がなくなりました。

単体で見ればカッコいいのです。服の色数を少なくすれば合わせるのも難しくない。


7548 クォーツダイバー B1


ちなみに、今日は白のチノパンに、バーガンディの革靴です。
そもそも私は、茶~赤系の色は、カバンや靴やベルトで使いますから、
同系統のオレンジを入れるのはそんなに難しくないはず。
時計の文字盤として珍しいから目立つだけなのです。

上手な写真が撮れませんでしたが、オレンジは今日みたいな良いお天気のほうが
似合う気がします。夏の強い日差しにもいけそうな感じもするけど、暑苦しいのかな。
まあそこら辺は使いながらですね。とにかくオレンジは元気が出ますよ。
ブラシーボ効果かもしれないけど良いのです。




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徒然 雑文 | Comments(9) | Trackbacks(-)

セイコーを想う

遅ればせながら、ガイアの夜明け「究極を超える!時計戦争~日本VSスイス~」を
見ました。セイコーのお話ということなので、セイコーファンとしては見ないわけ
にはいきません。

一流の技術者が切磋琢磨してさらなる技術を習得するお話は感銘を受けました。
地味だけどこういう個人の努力が企業の力になるのは間違いありません。

しかし舶来ブランド時計に追いつこうと、同じ土俵に立ち高級路線にシフトしていく
のは、大丈夫かなあというのが正直な感想です。安易に貴金属・宝石をつかい価格を
上げただけのモデル。セイコーデザインを踏襲していくのも大事だけど、このデザイン
で舶来ブランド時計を超えることができるのかなあ。セイコーマニアや保守層には
受け入れられると思うけど、舶来ブランド時計に対抗できる要素が分かりませんでした。


セイコーの強みは、そこではないでしょう。
クォーツショックを起こし、スイスメーカーを瀕死の状態まで追い詰め、
世界のセイコーとなったのは、世界初のクォーツ腕時計を開発したからです。

さらに昔、機械式時計全盛期、セイコーはスイス天文台クロノメーターコンクールに
挑戦しました。結果、数年で上位を独占し、天文台コンクール自体が無くなりました。
それだけセイコーの技術力がスイスにとっては脅威だったのです。

セイコーダイバーズは、50年以上の研究開発、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の協力などに
より、世界に誇るダイバーズウォッチです。JISやISOのダイバーズウォッチ規格の制定にも
セイコーは貢献しています。舶来ブランド時計は決して同じ土俵に上がってきませんが、
真っ向から技術勝負しても負けることのない性能を備えています。

セイコーではありませんが、腕時計の夜光塗料は、根本特殊化学のN夜光・ルミノーバが
ほぼ独占しています。つまり舶来ブランド時計の夜光は日本の塗料をつかってます。
またテフコ青森の電着技術を使った文字盤も多くのメーカーが採用しています。
これらの技術は、長年苦労して開発されたもので一朝一夕にできるものではありません。
他メーカーが真似したくてもできない優れた技術なのです。


クォーツショックで瀕死の状態になったスイスメーカーは、生き残ったメーカーを合併し
生産システムを合理的に再構築しました。そして世界的にブームとなったスウォッチを
生み出します。一方で、機械式時計に芸術的な手仕事や先進技術・素材などの付加価値を
つけ、宣伝による魅力的なイメージをつくりだしました。この巧みなマーケーティングで
スイスメーカーは世界一に返り咲くのです。

セイコーは、販売単価が低いです。だから高級ブランドとして確立し単価を上げていく
戦略も理解できます。しかし従来の舶来ブランド時計と同じようなことをしても
太刀打ちできるとは思えません。もちろん努力し続けることでそれなりの成果を上げる
ことはできるでしょう。しかし先にも書いたようにセイコーの強みは、他のメーカーには
できない技術力です。世界をあっと驚かせるような新たなモノの開発力です。

私はセイコーファンなので、セイコーが今までやってきたことや、素晴らしい技術者が
いることを知っています。これだけのことやってきたのに多くの日本人が知りません。
スイスの時計は高級でスゴイと刷り込まれているのに、国内メーカーで知られてるのは
カシオのGショックくらいだと思います。本当にイメージ戦略が下手だなあと思います。
日本では隠し言わないことを美徳としますから、苦手な分野なのでしょう。


時計自体の価値・存在は昔とちがいます。今では腕時計をしない人も多いです。
高級時計のステータスなんて業界によって操作されたイメージに過ぎません。
世の中のほとんどの人は、安価な腕時計をつかい生活しています。

高級時計に力を入れることも大事でしょうけど、大多数の人が購入する普及品を
ないがしろにすると、他国の新興勢力にシェアを食われてしまうような気がします。
日本の電化製品と同じ末路を見るのは寂しいですね。時計は嗜好品の要素も強いので、
電化製品のように単純にはいかないだろうけど、先日記事に書いた中国コピーを見ると
脅威に感じます。プロデュースする人しだいでどんな時計でもつくることができます。
弱肉強食の世界だから仕方ないのですけど・・・




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徒然 雑文 | Comments(10) | Trackbacks(-)

続々 パクリとオマージュ

こんにちは。
GWも終わりましたね。
宿の関係で最終日まで旅行に行ってきたので、まだ疲れがとれません。
ああ。歳はとりたくないですね。
さあ、今日からまたボチボチ働きますか。



某巨大掲示板を巡回していたら、こんな書き込みが。

とうとうボーイにまで・・・

コピーボーイ


写真は下記ebayからの転載です

https://www.ebay.com/itm/Haimdallr-Sharky-007-Homage-Diver-Watch-200M-Automatic-NH36a-Sapphire-Crystal/232752591963?

https://www.ebay.com/itm/Haimdallr-Sharky-007-Homage-Diver-Watch-200M-Automatic-NH36a-Sapphire-Crystal/232737140437?

うわあ。本当にボーイ(バレットだけど)もかあ・・・


私は以前にこんな記事を書きました。

パクリとオマージュ
続 パクリとオマージュ

この中国製の時計は、Sharky(サメのマーク)、Merkur、uroborusなど
いろんなロゴバージョンがありますが、おそらく同じところでつくられています。

前回記事「続 パクリとオマージュ」では、オブラートをかぶせて書きましたが、
私はこの一連メーカーの時計をオマージュとは認めたくありません。セイコーという商標を
つかっているわけではないし、オリジナルデザインは30年以上昔からあるものなので、
意匠権的にも問題はないのですけど。

ネット上にもこのメーカーの時計(セカンド・MM300レプリカ)の記事が多く見られます。
もちろん合法商品だし、買うのは自由です。その行為自体にあれこれ言うつもりはありません。
パクリ、コピー、パロディ、レプリカ、オマージュ・・・と色んな表現がありますが、
最近、オマージュが多用されているように思うのです。本当に意味が分かっているのかな・・・

オマージュとは。
“芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受けて、
似たような作品を創作する事を指す用語である。”
 (wikipediaより引用)

オマージュ時計は、尊敬・敬意をこめて過去の時計を今の技術でつくり直した時計。

オマージュという言葉を免罪符のように使っているように思えます。
加工技術・コストの差で仕上げレベルは異なるけど、寸分たがわぬ部品を製造して組んだ時計は
コピー時計です。オマージュ時計とコピー時計、どちらも同じレプリカ時計です。
マニア以外には違いが分かりにくいでしょう。人によって解釈も異なるので、とちらもパクリだろう
と思う人もいるでしょうし、合法コピーの何が悪いと思う人もいると思います。

そもそもレプリカ時計は、オリジナルが買えない理由があるからつくられるのです。
セイコー ファースト・セカンド・サードダイバーのオリジナル価格の高騰、状態の良いオリジナルの減少、
があり、熱狂的なマニアが独自アレンジを加え、いくつものオマージュ時計がつくられました。
平行してコピー部品もたくさんつくられ、オリジナルを手に入れるためにはコピー部品を見分けることが
できる知識と眼力が必要になりました。

MM300のコピー時計は、オリジナルが高価だから需要があると判断したのでしょう。今でもオリジナルを
買うことができるし、オリジナルの劣化コピーでしかありません。写真で見ただけで仕上げの違いが
わかります。


そしてついに、ボーイのコピー時計が出てきたのです。
これは今までコピー時計とは大きく違います。現行時計としてオリジナルのボーイが売られているし、
ボーイはセイコーの中でも最安価のダイバーズです。実売17000円程度で新品が購入できます。

しかしこのコピーは、NH36という上位ムーブメントが搭載され、風防もサファイアガラスが入ります。
ベルトも3連無垢?のステンレスベルトがつきます。完全にカスタムブームに照準を合わせてきています。
安価なボーイもこれだけのカスタムをすると、それなりの価格になりますから非常に安いです。特に
NH36に換装するのはどこでもやっているわけではありません。初心者にはハードルの高いカスタムです。

カスタム部品自体も中国でつくられた部品ばかりです。だから安いほうが良いじゃん。ええごもっとも
です。私が危惧してるのは、このケースなどのコピー部品で日本の市場内のボーイが汚染されることです。

まだ日本では出回っていませんし、私も手にしてるわけではありませんが、この価格で販売している以上
ケースも裏蓋もリューズもコピー部品です。最近の中国の加工技術は優れていて、コスト重視の大手メーカー
時計よりも仕上げが良い場合も珍しくありません。しかしボーイはダイバーズです。防水性能に特化した
時計で、空気潜水に使うことできます。果たしてコピーにこの性能があるのでしょうか?陸ダイバーには関係
ないことかもしれません。しかしダイバーズとして売られている時計にはその性能が備わるべきなのです。

ボーイは今でも人気のある時計です。
おそらくもうすぐ、このコピー時計が日本でも販売されるはずです。そのままなら簡単に判別できますが、
文字盤と裏蓋を交換・加工されると、オリジナルベースのカスタムと区別できなくなります。
そんな紛らわしいコピーカスタムをヤフオク・メルカリで売る輩が出てくるのは間違いないでしょう。

この流れを止めることはできません。高級時計の偽物がいまだになくならないのは、欲しがる人が
いるからです。だから各人が勉強して自衛するしかありません。私もこのコピー時計が氾濫するようなら
研究用に手に入れ、部品の比較記事を書かなければならないと思ってます。

この一連メーカーのコピー時計を製造してるのは中国ですが、企画・設計してる人はセイコーマニアの
ことをよく勉強しています。今のトレンドにも素早く反応してきます。なぜこんなに連発してくるのか。
それはこれらのコピー時計を買う人がいるからです。売れると需要があると判断されます。売れれば
売れるほど次から次にコピーされます。次はモンスターあたりが狙われるのかな。

実は、昔からボーイやモンスターの偽物は存在しました。しかし加工精度も低くオリジナルと比較すると
分かるチャチなモノでした。しかも日本ではオリジナル価格が安く、わざわざ輸入しても儲からない上に
商標的にもアウトな商品だったので、出回ることはありませんでした。

でも今は違います。大手メーカーの商品も中国で製造してるくらい、中国の製造技術は高くなりました。
ネットも発達して、誰でも気軽に海外通販できるようになり、簡単に個人で転売できるようにもなりました。
インド製の偽物セイコー5が、ヤフオクやメルカリで大量に売られています。騙される初心者も
たくさんいるでしょう。これもクリックするだけで簡単に偽物が手に入るからです。


さて、このボーイのコピー時計。
あなたはどう思いますか?




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