こんにちは。
今年もバーゼル始まりました。
バーゼルは華やかで見栄えのする上位モデルがメインなので、私には
縁がないモデルばかりです。見るのはタダなので目の保養として拝見します。
あれこれ写真を転載するよりも、今年はwebカタログがあるのでこちらを
見たほうが、全体のラインアップが分かりやすいです。(国内サイトにはありません)
GS・クレドールは別ブランドなので入ってません。
https://www.seikowatches.com/global-en/catalog/special/basel2019/#target/page_no=1
素人の私があれこれ言うのはおこがましいけど、ブログとは個人の意見が書ける
場所でもあるので、1ファンとして感じたことを書いています。
正直、今回のバーゼル発表ラインアップに、ビビッと感じるモデルはありません。
目玉である、LX line は、外部デザイナーを起用して気合が入ってるようですが、
2000年に復刻されたSBDX001(MM300)のリ・デザインでしかありません。もちろん
有名デザイナーが手がけただけあって、全体のバランスは良いし写真で見る限り
カッコいいとは思うけど、せっかく有名なデザイナーにお願いするなら、
もう少し新しいデザインの提案があっても良いと思うのです。
同じケースを使いまわして、風前の灯火であるランドマスターとスカイプロフェッショナル
を充実させたいのでしょうけど・・・どちらも中途半端な印象を拭えません。
LX line。ダイバーズは残ると思うけど、その他は短命な予感がします。
新しいスモーは、特筆することはありません。
文字盤・針・ベゼルインサートのデザインが変わっただけです。おそらく8万円以上で
発売されるでしょうから、値上げのためのマイナーチェンジです。
セカンド復刻は、発売されるとレビュー記事がアップされるでしょうから、それを
楽しみにしておきます。気になっているのはベゼルの構造ですね。
ダイバーズの現行規格がありますから、オリジナルセカンドの仕様のままとは
いきません。そのひとつが回転ベゼル。オリジナルセカンドは両方向回転可能ですが、
現行規格だと逆回転防止装置が必要です。セカンド復刻の詳細写真をみると、オリジナル
セカンドと同じくボール固定っぽいのです。(横からV溝がみえる)果たしてこの
V溝は意匠だけで機能してないのか、新機構なのか・・・誰か早く分解して下さい。
さて、今年のカタログで一番気になっているのは、新モンスター(4R36)です。

写真はセイコー公式webカタログからの転載です。
初見は、小さな写真だったので、文字盤デザインとカラーだけのマイナーチェンジだと
思ってたけど、良く見ると全ての部品が新しくなっています。つまりモンスターの
フルモデルチェンジなのです。
このwebカタログは、拡大できますから各部を詳細まで見ることが出来ます。
モダンにリ・デザインされ、概ね正常進化しています。加工精度が上がり全体の質感は
上がってます。しかしマニアは色んなところが気になるのです。
文字盤と針は良いと思うのです。シャープでカッコよくなりました。ペットネームの
モンスターからイメージする生物っぽさは無くなったけど、これはこれで良いかな。
流行りの焼けたベージュ夜光でなくて、白色夜光のほうがこのデザインには似合う
と思うけどねえ。
ケースは一見同じだけど、比較すると違います。残念なのはリューズガードが無くなったこと
ですね。おそらくこちらのほうが製造しやすいのでしょう。あまり目立たないので語られる
ことはなかったけど、秀逸なデザインだっただけに新しいデザイン処理にはガッカリです。
ベゼルデザインの大きな違いは、滑り止めのギザギザが無くなりました。あれが無いと
回しにくいと思うのですけど、これもコストダウンと、デザインをモダンにするためでしょう。
文字フォントも変わりました、これは新しいほうが良いです。カッコよくなりました。
12時の夜光ポッチに枠が入り質感が上がってます。
まあ皆さんも感じているでしょうけど、サイクロップレンズは最悪だと思います。
これ需要があるのかなあ・・・スターゲイト2とか、たまに採用されるけど、ダイバーズに
サイクロップレンズはいらないと思うのです。サブマリーナの呪縛かな。ああダセえ。
旧ガラスが使えるのか分からないけど、そのうち社外サファイアガラスも出るから交換ですね。
ケースが変更されてるので、ステンレスベルトも変更されてます。
端部にフラッシュフィットが付きました。・・・ということは、縦サイズが大きくなって
いますね。これも残念。モンスターは大きく見えるけど、実際はダイバーズ
としては小さめなサイズなのが良いところでした。
色々文句ばかり書きましたけど、それだけマニアは期待してるモデルなのです。
モンスターが4R化されマイナーチェンジしたときも、新しいデザインに違和感があったマニアは
たくさんいました。ネット上でも否定的な意見がありました。しかし今ではシャークトゥース
という愛称で廃番になっても人気があり、プレミア価格で売買されています。
新モンスターを担当したデザイナーは大変だったと思います。思い入れの強い人気モデルを
モデルチェンジするのは難しい。私のように文句ばかり言うマニアがたくさんいますから(笑)
ともあれ4Rモンスターが復活するのは嬉しいニュースです。
発売日を期待して待つことにします。