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1/100秒を見たことありますか セイコー スピードマスター 7T52-6A30

7T52-6A30 A2


ずっと欲しかったけど、なかなか縁がなかった7T52搭載機を
ついに手に入れました。7Tは、以前に紹介した7T32など多くのバリエーションが
ありますが、7T52は正統派ムーブメントだと思っています。

アナログクォーツクロノグラフで初めて1/100秒が計測可能になったムーブメントが
7T52なのです。世界初のアナログクォーツクロノグラフ(1/20秒)である7A28
正統後継機であると言えるでしょう。


7T52-6A30は、1992年2月に発売しました。
最初は白文字盤だけでしたが、すぐに黒文字盤も追加販売されました。


7T52-6A30 A11

セイコー販売店用 ウォッチカタログ1993年vol.2からの転載です。


1994年に全面ルミブライトモデルが追加されると、しばらくして白文字盤がカタログ落ちします。
この全面ルミブライトモデルは売れなかったのでしょう。オークションでもあまり出てきません。


7T52-6A30 A10

セイコー販売店用 ウォッチカタログ1995年vol.1からの転載です。


ルミブライト=N夜光(ルミノーバ)は根本特殊化学が1993年に開発発売した
蓄光性夜光顔料です。よって上記の全面ルミブライトモデル以外は従来の夜光(自発光塗料)
で、放射性物質(トリチウム)と蓄光性物質を組み合わせたものです。トリチウムの
半減期は約12年なので、もうほとんど光ることはありません。


7T52-6A30 A7


針(夜光付)の形状、シンプルなバーインデックス(夜光付)、精密で真面目な数字フォントなどは
7A28-701Aから受け継がれています。

7T52は、縦目配置になりました。ストップウォッチ秒針・ストップウォッチ針(1/10秒)・
ストップウォッチ針(1/100秒)・ストップウォッチ分針・ストップウォッチ時針が
待機時には全て上を向き一直線になります。7A28とは配置が違うけど、クロノグラフはこうで
ないといけません。スタートボタンを押すと瞬時に動き出せるように、いつでもスタンバイして
いるべきなのです。


7T52-6A30 A6


1990年あたりから、変に凝ったデザインの時計が多くなります。曲線を多用した有機的デザイン
だったり、コテコテと多くの要素を積み重ねたデザインだったり。詰め込みすぎデザインは、
いまでもよく使われてますが、私は苦手なのです。この7T52-6A30も影響を受けて、7A28時代より
少し豪華になってますが、まだシンプルにまとまっているモデルです。


7T52-6A30 A5


2時位置にある大きな押しボタンが、スタート/ストップボタン。
10時位置にある大きな押しボタンが、スプリット/リセットボタン。
8時位置のボタンは普段は使いません。0位置合わせとデモンストレーション用です。

この時計の1番の見どころは、1/100秒針の動きです。
多くの方々がネット上でも語っておられるので知ってはいましたが、実際の動きを
目の当たりにすると初見は驚きますよ。肉眼では残像しか見えず、まるで分身の術です。

1/100秒を従来どおり1本の針で表示すると、目盛りを100等分しなくてはなりません。
小さいインダイアルに目盛りを入れるのは難しい、なにより読み取りが困難です。
そこで1/10秒針と1/100秒針に分けて、2針時計のように表示しています。これで一瞬で
時間が読めます。そのかわり、1/100秒針は1秒に10回転させる必要があるのです。

見た目はあまりカッコよくないけど、大きなボタンは非常に押しやすいです。
他の7Tシリーズと同じで、クォーツクロノグラフ特有の軽くて節度がある感触です。

リューズ1段引きで、8時位置のボタンを2秒押し続けるとデモンストレーションが
はじまります。ストップウォッチ針の5本全てが回ります。面白がって使うのは最初だけだけど、
定期的に使えば、滅多に動かない針を回してやることにもなるし、不具合を発見することもできます。

ストップウォッチに特化して、他の機能(アラームなど)が無いのが良いです。
多くの機能を盛り込むと、説明書なしに直感的な操作ができなくなります。


7T52-6A30 A3


ケース径は38mm、厚さは9.5mm。クォーツクロノグラフならではのサイズです。
やはりこのくらいが使いやすく、細腕にも馴染むのです。

ステンレスベルトは疑似3連ですが無垢なので安っぽくはありません。
この当時流行った、ラグ無しでケースと一体デザインなので、他のベルトに着せ替えすることは
難しいです。普通のラグのほうが好きだけど、この時計にはよく似合ってるのでまあいいか。


7T52-6A30 A4


クラスプはプッシュボタン付きですが、中板がプレスで少々安っぽいです。装着すると
見えなくなりますけどね。クラスプが短く調整範囲(2穴)が狭いのが難点。


どうでしたか。
カッコ良くて、コンパクトでシンプルなクロノグラフ。セイコーの現行モデルを探しても
こんな時計は皆無です。今は、ソーラー・電波・その他機能満載のデカい時計が
販売メインなのでしょう。もう少し待てば世界的なトレンドも変わりつつあるので、
ダウンサイジングされるかな。

まだ7A28搭載機のようなプレミアはついていません。ヤフオクやメルカリでも10000~12000円
くらい出せば、程度の良いモノが手に入ります。そこそこ玉数もあり、ヤフオクでも
平均して月に3~5本程度出品される感じです。

興味がある方は、ぜひ1/100秒を体感してみて下さい。
セイコー | Comments(6) | Trackbacks(-)

お気軽ミリタリー セイコー5 SNK803 7S26-02J0

セイコー5 SNK803 A4


またセイコー5を購入してしまいました。
先日の記事でも書きましたが、セイコー5は奥深く面白い。
単価が安いだけに、つい買ってしまい気がつくと増殖しています。
手を出すと恐ろしいシリーズとも言えます。

今回紹介するのは、SNK803。定番のミリタリー文字盤モデルです。
現行販売されていて実売7000~9000円くらいです。

カラーバリエーションは、ベージュ・オリーブグリーン・ネイビー・ブラックの4色
です。どの色もカッコいいけど、私はこのベージュが1番のお気に入り。
グリーンやブラックだとミリタリーイメージが強いけど、ベージュだとナチュラルな
雰囲気もありオシャレな雑貨屋に置いてあっても違和感がないでしょう。
本当はカーキとかサンドに該当するので、ミリタリー色なんですけどね。


セイコー5 SNK803 A5


文字盤デザインは、ドイツ空軍に採用されたパイロットウォッチをデザインベース
にしていますが、かなりアレンジされています。外周部に分針用数字、内周部に
時針用数字を配置し、アルファ針の採用してるところが同じです。
数字フォント・大きさ・配置のバランスは大変良いと思います。時刻も読みやすい。
私は5盾もいらないのですけど、5ブランドの海外専用モデルだからこそ
この価格が実現できるのですから仕方ありません。

夜光は、メモリ端部の丸ポッチだけですが、長短針は全体が光るので夜間でも
問題なく時刻を読むことができます。


セイコー5 SNK803 A2


基本的にセイコー5はコストを抑えるためにケースは使い回されています。このケースも
SNKN33などのミリタリーモデルやSNK789などのビジネスモデルに使われています。
SNK789は所有していたこともあるのですが、正直それなりの仕上げになります。数千円の
時計なので仕方ないのです。

SNK803のケースは、ブラスト加工されてます。この仕上げはポリッシュ仕上げよりも
ケースのアラが目立ちません。セイコー5はミリタリーモデルに向いてる理由のひとつです。


セイコー5 SNK803 A3


ラグはもう少し細くて長いと、パイロットウォッチっぽい雰囲気がでますが、
この短足で太いラグも愛嬌があり悪くありません。細腕にも収まりが良いです。
サイズは37mm径(リューズ含まない)、全長(ラグ端-ラグ端)42mmと、
平均的日本人にちょうど良いのです。

リューズは埋め込みなので、操作はしにくいです。手巻きはついてないとは言え
もう少し大きくて外に出ていても良いですね。


セイコー5 SNK803 A6


ベルトは、ナイロンの2ピースです。少々毛羽立ちやすいですが、分厚くて丈夫なつくり。
穴部分には当て革(たぶん合皮)が縫いつけられ凝っています。

NATOベルトに交換することが常套カスタムですけど、この純正ベルトは2ピースなので
時計本体部分に厚みがでないのが良いところ。後述しますがこの時計はシースルーバックなので
NATOベルトだとムーブメントが見えなくなってしまいます。


セイコー5 SNK803 A1


裏蓋はこんな感じです。セイコー5ファンなら見慣れた光景ですね。
正直私は7Sムーブメントが見えてもあまり嬉しくないのです。しかしこれは偽造防止のため
採用されています。黎明期のシースルーバックは分厚くて、従来のステンレス裏蓋より1.5mmも
厚いもので付け心地が悪かったのですが、このケースのシースルーバックは薄くつくって
ありステンレス裏蓋と遜色ありません。


セイコー5は、丈夫で壊れませんし精度もそこそこです。数本をローテーションしていると
ほとんど日差も気になりません。プラスチック側時計のように劣化することもありません。
非常に多くのモデルがあるので自分好みのモノを探す楽しみもあります。しかもメッチャ安い。
大手メーカーが製造する機械式時計の中では最安価だと思います。

セイコー5を使っていると、これ以上の時計は必要なのか?と自問自答するようになります。
私の場合、他にも時計に求めるモノがあるからセイコー5以外も買うわけですけど(笑)
色んな考えがあると思いますが、一度はセイコー5を購入してみるといいですよ。
安いですから、もし気に入らなくても大きな損にはなりません。
人気モデルで新品同様ならメルカリなどで半値以上で売れますよ。
セイコー | Comments(12) | Trackbacks(-)

またしてもオレンジ セイコー クォーツダイバー 6458-600A

6458-600A A7


えっ。またこの時計?
いえいえ。前回の クォーツダイバー 7548-700C とは違います。

同時期にラインアップしていましたが、こちらはボーイズサイズです。

6458クォーツダイバーは、1982年に発売されます。7548クォーツダイバーはすでに
発売されてましたので、ボーイズサイズの追加モデルになります。

発売当初は、黒とオレンジ文字盤のみでした。


6458-600A A1

セイコー販売店用 ウォッチカタログ1982年vol.1からの転載です。

その後、1984年 白が追加。詳細不明ですがミントグリーン文字盤も存在します。
1985年 大幅変更マイナーチェンジされます。
ムーブメントが 6458 → 7C43 に変更。150m → 200m防水に変更。この時点で
6458クォーツダイバーではなくなりますが、デザイン・大きさは同じです。
1987年 黒以外は全てカタログ落ちしますが、黒だけはこの後10年以上販売される
ロングセラーモデルです。

この7C43ムーブメントは変更を重ね、いまでも7C46ムーブメントとして
セイコーダイバーズに搭載されています。


6458-600A A4


7548クォーツダイバー(~ボーイ)のデザインとは少し違います。
インデックスも植字になっているため少し高級に見えます。特徴的なのは
三角の12インデックス。真ん中に半分までラインが入ります。細かいことですけど
意外に目立つのでこの文字盤を判別するポイントになります。SBDC001(スモー)にも
継承されていますね。

金色とオレンジは少し見にくいときもあるけど、良い組み合わせです。オレンジは
カジュアルなイメージがあり、金色が嫌らしく見えません。特にこのオレンジは良い色
だなあ。色味が絶妙です。7548クォーツダイバーよりも好きな色ですね。


6458-600A A3


ケースのつくりは、7548クォーツダイバーと同じ。
ガラスを専用ベゼルで固定します。
ベゼルのラチェット機構はボール式で、左右両回転の60クリックです。

切削加工で成型されたベゼルはエッジが立ち、美しい仕上がりです。
指のかかりも良く大変使いやすい。今の安価な時計は、こういう細かいところも
コストダウンされてます。

7548クォーツダイバーと同じく、ベゼルインサートは中央に向かってすり鉢状に
なっていています。この個体は使い込まれていて、ベゼルインサートにもキズが多数入って
いますが、純正部品はもうありませんし、平面な社外品に交換するのは少々興ざめです。
大事に純正を使うしかありません。


6458-600A A6

6458-600A A5


現行ボーイズボーイ(SKX013)純正のステンレスベルトを入れました。
やっぱりコレですねえ。シャラシャラと音がしてチープだけど、付け心地がすごく良いのです。

ただし無加工では付きません。
ボーイズボーイのラグ幅は20mm、この6458クォーツダイバーは19mmです。大幅な弓管の加工は
大変なのでなるべくやらないようにしてます。最初は社外品の19mmジュビリーブレスを付けよう
と思っていたのです。もちろん弓管のカーブ部分の加工は必要なのですが、幅方向の変更はないので
まだ楽です。しかし社外品はバネ棒が1.5~1.8mmまでしか入りません。さらにダイバーズ用では
ないので全て部品が華奢なのです。どうせ陸ダイバーなのですけど、ダイバーズの性能を発揮できる
ように、セイコーの極太バネ棒が使える純正品にこだわりました。

ラグ幅は違うけど、他はボーイズボーイと同形状と思っていました。
しかし6458クォーツダイバーのほうがラグが短いです。かなり弓管を削りました。
若い世代は脚がすらっと長いのですねえ。

ベルト交換については改めて詳細記事を書きます。



売れた時計なので、残存数も多くオークションでも頻繁に出品されます。
特に黒は長く販売されていたので、よく見かけます。しかしダイバーズはハードに使われる
ことが多く、状態が良いモノは少ないです。並以上(ベゼル・ガラスのキズが少なく文字が読める程度)
のモノならヤフオクでも10000円は超えます。玉数は多いけどそれ以上に需要も多いのでしょう。
今は安価でシンプルで質の高いクォーツダイバーズはほとんどありません。しかもボーイズサイズという
条件ならば皆無でしょう。昔のダイバーズが人気なのは仕方ありませんね。


6458-600A A2


同じ様な時計を買ってどうすんの?マニアにとっては愚問なのですが、今回は私が使う予定では
ありません。つまりそういうことです。いつもたくさんの時計が自宅に届きます。
もう呆れることは通り越して慣れてしまっているのでしょうけど、たまには・・・ね。
オレンジ文字盤がいいなあと言ってたので気に入ってくれると良いのですけど・・・
セイコー | Comments(16) | Trackbacks(-)

こだわりのミリタリー セイコー5改 SNX809 7S26-0480

SNX809 A3


こんにちは。
〆切に追われ、久しぶりにサボらず仕事してました(笑)


今日は、セイコー5の紹介です。
「なんだセイコー5か」と侮ることなかれ。膨大な数のモデルの中には
キラリと光る時計があるのです。

よく釣りでは「鮒(ふな)に始まり鮒(ふな)に終わる」といいますよね。
機械式時計は、「セイコー5に始まりセイコー5で終わる」のかもしれません。
それくらいセイコー5は奥深く面白いのです。

今回紹介するのは、ミリタリー文字盤の SNX809 。流通量はあまりありませんが、
まだ現行販売されています。逆輸入品なのでメーカー希望小売価格は不明ですけど、
実売7000~9000円くらいです。


SNX809 A5


撮影失敗して見えなくなっていますが、5盾マークの上にセイコーロゴがあります。
以前に紹介した、SBCA001 によく似た数字フォントです。私このフォントが大好きです。
視認性は最高クラス、無駄を排したモダンなデザイン。真面目なだけでなく少し
オシャレ(見栄え)にも気を使ってるのが良いのです。しかも数字に夜光が塗られている
ので闇夜でも数字が浮き上がります。

珠玉のミリタリー文字盤 セイコー SBCA001
http://oldjapanwatch.blog.fc2.com/blog-entry-273.html

最近、SBCA001 はオークションでも相場が上がってしまいました。SBCA001 との
主な相違点は、機械式・デイデイトカレンダー。SBCA001 の代替品というわけではなく、
用途・好みに応じて選択すれば良いのです。SBCA001 はもう新品販売してませんけど・・・

もうひとつ非常に似た文字盤で、SNKN33 があります。

SNKN33

写真は、オークファン検索結果(ヤフオク落札データ)からの転載です。
https://aucview.aucfan.com/yahoo/b233911250/

SNKN33は残念ながら、数字に夜光が塗られていません。塗られているのは
外側の台形インデックス内のポッチだけです。(針は同じなので全面光ります)


SNX809 A2


オリジナルケースは、ポリッシュ(鏡面)仕上げですが、ミリタリー文字盤に
はあまり似合いません。セイコー5はセイコー最安クラスの機械式時計なので
かなりコストダウンされていてケースの仕上げもそれなりです。面はうねって
いるしエッジは丸い。それを修正するため削り、全面ヘアライン仕上げとしました。

オリジナルの風防は、ミネラル平ガラスです。これはこれで悪くはありませんが、
古いミリタリーウォッチのように、プラスチックドーム風防に交換しました。
斜めから見ると周囲がとろりと溶けて、表面張力でとめられた液体のようです。
この雰囲気がたまりませんね。

写真撮影するの忘れましたが、裏スケでない普通の裏蓋(7S26-3040)に交換
しています。裏スケは機械を眺めることができるのですが、セイコー5の裏スケ裏蓋は
分厚いモノが多くあまり装着感がよくありません。

ステンレスベルトは、巻きベルトなのでシャラシャラと音がします。でも見た目は悪く
ありません。むしろこの薄いベルトだから良いのです。以前は巻ベルトはすぐに
無垢のベルトに変えてましたが、時計はバランスも大事ですね。ミリタリー文字盤で
薄いケースなのですから、厚くゴツい無垢ベルトなんて似合わないのです。


SNX809 A4


このケースはいわゆるジェラルド・ジェンタ氏のCラインケース模倣です。
サイドラインが綺麗でスッキリとしてしています。そのラインを邪魔しないように
リューズが埋め込まれています。幸いセイコー5は、7Sムーブメントなので
手巻き機構はありません。指が痛くなるほどではないけど、時刻・曜日合わせ
のときにリューズが回しにくいのです。


SNX809 A1


もちろんNATOベルトも似合いますよ。
ただしラグ幅が19mmなので、販売しているところがほとんどないのです。
国内だとamazonに少しだけありますが、好きな色などを選ぶほど数はありません。

カジュアルな革ベルトでもカッコいいですよね。
マットグレーとか、くすんだオリーブなどが良いイメージ。


どうでしたか。
セイコー5にも、なかなかカッコいいモデルがあるでしょう。
時計を見続けていると、セイコー5の安っぽいところが気になってきます。
それは仕方ありません。数千円で買える機械式時計ですから、コストダウンの跡が見え隠れします。
だから無垢ステンレスのベルトや革ベルトに交換するのです。

セイコー5は、背伸びしたドレス・ビジネスモデルよりも、ミリタリー・スポーツモデルのほうが
相性が良いです。特にミリタリーは多少チープな感じがあるほうが、それっぽく見えます。
是非皆さんも好みのセイコー5を探してみて下さい。

次回は、プラ風防への交換について書いてみようと思います。
セイコー | Comments(10) | Trackbacks(-)

懐かしいオレンジ アルバ ダイバー風ウォッチ Y113-613A

こんにちは。
今回紹介するのは、消極的理由で購入した時計。

1年程前に、美しきミリタリー アルバ Y113-6020 という記事を書きました。

大変気に入っている時計なので今でもよく使うのですが、玉数が少なく滅多に
出てこないレアな時計なのです。アルバ欲しがるマニアも少ないので、
プレミアがつくような時計ではありませんが、もし何があってもいいように
ドナー(部品取り)を確保したいと思ってました。

そんなとき発見したのが、今回の時計。
ムーブメントがY113なので、移植することができるのです。Y113搭載機はこのダイバー風
以外にも何種類かあり、オークション・フリマでもたまに出てきます。


Y113-613A A2


あれっ?意外にカッコいい。

アルバは、物品税も免除になるくらい安い時計だったのでチープなのは仕方ありません。
ミリタリー風ならば、チープなことで本物っぽい雰囲気になりますが、
ダイバーズは回転ベゼルなど部品点数も多くかなりコストダウンした感じです。
これを潜水に使う気にならないでしょう。

このアルバは1983年製。
当時のセイコーダイバーは安いモデルでも35000円でした。アルバの3倍以上する
セイコーダイバーが買えなかった小中学生がいたかもしれません。
そんな小中学生が目をキラキラさせながら使っていた個体だと妄想するとほっこりしませんか。
まあ妄想なのですけどね。


Y113-613A A5


ハッキリ言って、サブマリーナ模倣なのです。
そのまんまにならないように少しずつアレンジされてますけど、文字盤・針・回転ベゼル
ケース・・・すべてサブマリーナの影響が見え隠れします。すでにセイコーダイバーは独自の
デザインを歩んでいたのですから、わざわざサブマリーナに寄せなくても良かったのに。
本家にないオレンジ色なので少し距離を置くことができます。

黒色だとかなりサブマリーナです。


Y113-613A A12

写真は、オークファン検索結果(ヤフオク落札データ)からの転載です。
https://aucview.aucfan.com/yahoo/k185476351/


Y113-613A A4


クォーツなので当たり前ですが、薄いです。(9mm)
プラ風防ですし、ケースも回転ベゼルも薄くしています。このデザインもサブマリーナ
模倣ですが、絶対的薄さはクォーツの利点ですね。


Y113-613A A1


ネジ込みリューズではありません。上記のアルバミリタリーはネジ込みリューズ
なのですよ。こんなに大事な機能を省略するくらい、シビアなコストダウンが行われたのでしょう。

回転ベゼルは両方向に回転します。ラッチはなくパッキンの摩擦力だけで支持される
無段階回転です。これもコスト的に仕方ありません。


なんだ。ただの模倣時計で良いところがないじゃない。

いいえ。
なんというか良くも悪くも昭和な雰囲気なんですよ。平成生まれの若い人には理解できない
かもしれませんが、私は小中学生の頃を思い出すのです。私はこのアルバよりもう少し後の
世代です。はじめて買ってもらった時計はアルバでした。時計店にはもっと高級でカッコいい
時計がたくさんありましたが、許された予算の中で一番気に入った時計を選んだのです。
それでもすごく嬉しかったことを記憶しています。

このアルバを触っていると、あの少しだけ背伸びをした感じを思い出すのです。
今見ると色んな事情が分かってしまうのだけど、これも時計の愉しみ方ですね。



========== おまけ ==========

この時計には、オリジナルのウレタンベルトがついていました。
しかし35年前のウレタンはとても使えません。そーっと外しましたが、
いまにも分解しそうです。カチカチでヒビだらけ。


Y113-613A A11


というわけで、現在のウレタンベルトをつけることにしました。
手持ちのセイコー純正ウレタンがあったのですが、セイコー純正ウレタンは、バネ棒径2.4mm対応
なのです。普通の太さのバネ棒でも装着はできるけど、穴がブカブカでベルトが動きます。


Y113-613A A6 Y113-613A A7


そんなときはコレです。
以前にも使いましたが、外径2.4mm・内径1.8mmという都合のいいステンレスパイプ。
これをバネ棒の太い部分と同じ長さに切断します。


Y113-613A A8 Y113-613A A9


内径1.8mmなので、1.8mmのバネ棒がピッタリ入ります。


Y113-613A A10


ハイ完成。これでセイコー純正ウレタンベルトを気持ちよく取り付けることができます。
セイコー | Comments(14) | Trackbacks(-)
プロフィール

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Author:アカツメ
少ないおこづかいで古い国産時計の収集をしています。時計の紹介・修理・改造・関連話・お得な情報などの記事をボチボチと書いています。

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